itsumono
2019年5月8日-19日 / 宮島 厳妹屋
今週末は、宮島 厳妹屋でプロダクトデザイナーがメーカーに近い立ち位置で販売するモノをラインナップした「itsumono」の在廊です。
宮島ならではの杓文字やろくろの工芸を生かした新商品や、竹細工、カスリの撥水ストール、無垢の木の削る感覚や香りとを楽しめるフレグランス、節句のモビール、花器になるワイングラス、掛軸を利用した額など。
「新しく、残す。」をテーマに古民家で販売しています。会期は残すところ3日!
REPORT
広がる大自然弥山の麓、日常から離島宮島へ。賑わう商店街を横目に一歩「町屋通り」に入ると、鰻の寝床状築100年の古民家が点在します。明治に造られた厳妹屋(いつもや)の土間で週末行われたPOPUPストア「itsumono」。風を通す建物の造りは開放的で、木漏れ日の差す中庭の様子が伺えます。ゴールデンウィーク明けからのこの取り組みも5/19に最終日を迎え無事お開きしました。
土間や中庭でくつろげるSukima.Cafe、MOUNT COFFEEさんの香り豊かな焙煎豆。宮島に現存する数少ない畑で育った中岡農園さんのスナップえんどうと梅干し。吉野商店さんのアレンジ食材のベーグルも大人気でした。
今回は、ひろしまのプロダクトメーカー兼デザイナーの仲間内が集まり、店づくりをし、販売も行いました。古民家の箪笥を什器に、宮島ならではの杓文字やろくろの工芸を生かした新商品や、竹細工、カスリの撥水ストール、無垢の木の削る感覚や香りとを楽しめるフレグランス、節句のモビール、花器になるワイングラス、掛軸を利用した額など、日常のモノを一度考え直してみたプロダクトが集まりました。
この度は、ふらっとお立ち寄りいただきました皆様、めがけて来ていただきました皆様ありがとうございます。明日からも厳妹屋は、今まで通りの一棟貸しの宿として営業されます。暮らすように古民家に泊まるお客様がいることで建物の老朽化を防ぎ、永く残す試みをはじめ10年、宿を始めていなければ今ごろは建物が朽ちていただろうとのことです。古民家に泊まってみたいなという方は、厳妹屋をチェックしてみてくださいね。
そしてまたいつか、今回のPOPUPの試みを活かした展開ができれば幸いです。